オランダのとても重要な日、誕生日

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オランダでは、誕生日はとても重要な日です。

子供の時はもちろんですが、大人になってもお爺さん、お婆さんになってもいくつになっても(パートナーの意向によっては墓に入ってからも)毎年誕生日を祝います。

そして、基本的には誕生日を祝ってくれる人たちのために、誕生日の本人がパーティをオーガナイズして、ケーキやお菓子、スナック、飲み物など全てを準備するのです。オランダ語で trakteren(トラクテーレン、英語ではtreat)と言います。歓待する、ごちそうする、奢るの意味ですね。

日本人の感覚からいうとあまり「ごちそう」ではない時が多いのですが・・・。

小学生のときは、自分ではできないので親が準備します。学校ではクラスのみんなにお菓子や果物を配ります。

昔は prikkertjes と言って、例えばオランダの旗の付いた楊枝を刺した一口大のチーズなども多かったようです。

そして、誕生日の子は冠を頭に載せるかメダルを首から提げたりして、一日中ヒーローかヒロインになったようでとても誇らしげです。

学校から帰ると、親しい友達を呼んでパーティです。プールへ行ったり、室内の遊技場で遊んだり、簡単な工作ができるようなところへ行ったり・・・、オランダにはそれ専用の施設がたくさんあります。

一通り遊んだところで子供たちには簡単な夕食(friets en kroket 程度)も提供しなければなりません。上のような施設でこれらもまとめて取り扱ってくれるところもあります。そして最後はお菓子の入った袋(snoepzak)を持たせて帰します。

本当に親は大変(労力、時間、そして費用)です。

中学生以上になると学校でお菓子を配ることはないようですが、親しい友達を家に呼んでパーティです。

そして会社に入ると・・・、

朝会社に行くとびっくり。

机の上や周りが slingers(garlands、下の写真のような紙やビニールで作られた飾り物)できれいに飾られています。花をくれる会社もあるようです。



そして皆にケーキ(gebakje など)を振舞わなければなりません。準備しなければならないケーキの数が多いと費用が大変です。昔大きな会社に勤めていた時は100個ぐらい用意したことがありました。

最近は誕生日の近い人(同じ月の人)など、数人と費用割り勘で準備しています。

誕生パーティへ行くと、本人だけではなく、その親や兄弟にも「おめでとう」と言うのですよね。

これが最初は馴染めなかったです。本人ではなくその家族に言うときも、また逆に人から自分の誕生日ではないのに言われるときも、なんか違和感がありました。

娘の誕生パーティには娘の友達から Gefeliciteerd met je dochter!!
と言われます。

今では、Dank je wel! と返していますが・・・。

パーティは当然、コーヒー(または紅茶)とケーキ(gebakje や verjaardagstaart)で始まります。皆が揃って一通りコーヒーが終わり、アルコールの提供が始まるころ、誰かが突然歌いだします。

Lang zal ze(hij) leven,  (ランフ ザル ゼ(ハイ) レヴェン)

Lang zal ze(hij) leven,

Lang zal ze(hij) leven

in de gloria  (イン デ フローリア)

in de gloria,

in de gloria!

hieperdepiep hoera!   (ヒーパデピープ フラー!)

hieperdepiep hoera!

hieperdepiep hoera!

hieperdepiep hoera! のところは片手を上げて言ってください。パーティでは必ず歌いますのでぜひとも覚えてください。

そしてその後、Proost!(乾杯!)だったり Gezondheid!(健康に!)と言って、あとは延々と歓談です。長いです。20時頃から始まって翌日の2時、3時ごろまでの時もありました。今ではもうそんなに若くないのでその日のうちに帰るようにしています。

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簡単な会話でオランダ語の勉強もしましょう

Agnes:   Monique, gefeliciteerd met je verjaardag en nog vele jaren.
Monique:  Dank je wel, leuk dat je er bent.
Agnes:   Alsjeblieft, omdat je jarig bent.
Monique:  Wat een prachtige plant, dank je wel zeg! Ken je mijn ouders eigenlijk al?
Agnes:   Je moeder wel, maar je vader nog niet. Ik ga even dag zeggen.
Monique:  Je wil zeker iets drinken, hè? Wat wil je liever, koffie of thee?
Agnes:   Liever thee graag.

gefeliciteerd! = congratulations! おめでとう!

gefeliciteerd は、feliciteren の過去分詞形ですが、このままでおめでとう(congratulations)、という意味で使われます。

英語の congratulations! は何かを達成したときに使われ、誕生日で使われることはないですね。

次の nog vele jaren は、I wish you a long life. 長生きしてね。という感じでしょう。

それから、この単語、本当に発音が難しいです。カタカナで無理に書けば、ヘフェリシティアトでしょうか?

他の言い方としては、Proficiat! というのがあります。プロフィシアト! こちらの方が発音は簡単ですね。

jarig これは形容詞(bijvoeglijk naamwoord)です。今日は私の誕生日です、という場合には Vandaag ben ik jarig. と言います。

君の誕生日はいつ? ですと、Wanneer ben je jarig? です。

ですから、jarig = birthday ではないですね。birthday は名詞ですから。これだけでは日本語にも英語にも訳しにくい単語です。

Ik ben jarig vandaag/morgen.
Ik was jarig gisteren. で覚えてください。

prachtige = splendid, magnificent すばらしい、素敵な


eigenlijk = really, exactly 本当に、実際に、正しく

Je moeder wel, maar je vader nog niet.

会話ですので、主語も述語も省略されていますが、内容はお分かりですよね。
wel と niet の対比が強調されています。

I do know your mother, but not yet your father. です。

dag zeggen は、dag と言う、挨拶をする、です。
Dag! は、こんにちは、にも、さようなら、にもなります。

別れるときに、ダーァ! とでも言えば、じゃあね! という感じです。

さて、訳はこうなります。

Agnes:   Monique, お誕生日おめでとう!
Monique:  どうもありがとう、あなたが来てくれて嬉しいわ。
Agnes:   これをどうぞ、誕生日のプレゼントよ。
Monique:  素敵な鉢植えね、ありがとう。両親はご存知だったかしら?
Agnes:   お母さんは知っているいるわ、でもお父さんはまだよ。ちょっとご挨拶してくるわね。
Monique:  何か飲むでしょう?コーヒーか紅茶、どちらがいいかしら?
Agnes:   紅茶をお願いするわ。

上にも書きましたが、最初はコーヒーか紅茶です。それにケーキが何種類かあって、そのうちの一つを選びます。コーヒーか紅茶を最低二杯は飲み、三杯目をどうするか躊躇っていると、他のドリンクは如何? と聞いてくれます。

そこで、ビールはありますか、と昔は控えめに聞いていたものでした。

最近はそんなこと気にすることなく、いきなりビールとか、ウイスキーはないのか、ときちんと自己主張しています。

オランダ人の家はどこへ行っても、トイレの壁に誕生日のカレンダーがかかっています。曜日の入っていない、日付けだけのカレンダーに家族や親戚、そして知り合いの名前がずらりと書かれてあります。

誰がいつ誕生日なのか、すぐにわかるようになっています。それだけ重要なイベントなのです。

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