水路、運河の国 オランダには「渡し船」もたくさん

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オランダ国内にはあちこち運河や水路があることはご存知だと思います。あまり大きな船でなければ、オランダ中ほとんどの都市を船で回ることができます。

また、主要な運河を使った輸送もかなりの頻度で行われています。家の近くにも川幅 20m にも満たないけど、オランダ内の河川輸送にとってかなり重要な役割を果たしている運河があります。時々、その長さが川幅の倍以上もあるような大きな輸送船が通ることもあり、びっくりします。

このような運河、水路を横切る幹線道路には当然橋が架かっていますが、「矢切の渡し」のように船で渡らなければならないところも沢山あります。

人しか乗れない「矢切の渡し」のような「渡し舟」から、自転車も乗れるもの、そして自動車も載せられるものまで、オランダ国内には「渡し船」がたくさんあります。

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小さな渡し舟。普通自動車が3台も載れば一杯になりそうです。チェーンで両岸とつながっていました。

車も載せられるものは「フェリーボート」と言ったほうがもっともらしいですが、「フェリーボート」と言うと車が何十台も載せられるような大きな船を想像してしまうでしょう。

このような運河や水路を渡るフェリーボートは、車をせいぜい10台も載せればいっぱいになってしまう小さなものがほとんどです。ですから、「渡し舟」と言ったほうがいいでしょうし、趣もあるでしょう。

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中には向こう岸とチェーンで繋がっていて、チェーンを引っ張って(巻き上げて?)移動するような船もあります。出発地点、到着地点は毎回必ず同じです(大きく外れたら困ります)ので、こういう方法も合理的ですよね。

いったいどのくらいの「渡し舟」があると思いますか? ちょっと想像してみてください。

オランダ語では、veer と言います。veerboot, veerpont という言い方もあります。

Voor het voortbestaan van een groot aantal veerponten in Nederland wordt gevreesd. Reden voor de VEEON, de Vereniging van Eigenaren en Exploitanten Overzetveren, om de noodklok te luiden. De dertien Brabantse ponten ontspringen echter de dans, zo blijkt uit een rondje langs de veren.
De meeste verkeren nog in goede conditie en zijn relatief jong. Een groot verschil met de veren elders in het land.

「オランダ国内の大多数の渡し舟にとっては、その存続が危ぶまれている。VEEON、すなわちフェリーボート経営者・運営者組合は、その理由に対して警鐘を鳴らしている。しかしながら、北ブラバントの13ヶ所の渡し舟に関しては心配することは無く、そのような渡し舟のグループからは抜け出た状態にある。
多くの渡し舟は、まだまだ良好な状態で、比較的新しいものである。それがこの国の他の場所の渡し舟とは異なる状態である。」

Een groot deel van de dertien Brabantse veerboten is in handen van Stichting Maasveren (vijf veerponten) en Rijkwaterstaat (drie veerboten). ”De veerponten van Rijkswaterstaat zijn niet verouderd. Je wil niet weten hoe groot hun tekorten zijn, maar dat betaalt de belastingbetaler.”
Ook de Stichting Maasveren, eigenaresse van vijf veren, redt zich prima en beschikt over relatief jonge veerponten.

「北ブラバントにある13ヶ所の渡し舟の多くは、マース川フェリー協会(Maasveren協会、5ヶ所)と国家水路及び水事業保全省(Rijkswaterstaat, 3ヶ所)の管理下にある。「Rijkswaterstaat のフェリーボートは古いものではない。彼らの資金不足を認めたくないだろうが、それは納税者に負担がかかっているのである。」5ヶ所の運営者であるマース川フェリー協会も同様に経営は良好で、比較的新しいフェリーボートを用意している。」

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De landelijke inspectie verkeer en waterstaat controleert alle autoveren om de vier jaar. “Onveilig zijn de autoveren niet. Ouderdom zegt niet veel. Het gaat om het onderhoud”, aldus de woordvoerder. Volgens de VEEON hanteert de inspectie voor oudere veren echter een overgangsregeling. “Dat betekent dat ze nog niet aan de huidige eisen hoeven te voldoen.” De VEEON is een groot voorstander van een landelijk verenfonds. Anders varen er over een paar jaar een hoop ponten niet meer.

「地方交通・水事業調査委員会は、4年毎に自動車用の渡し舟全てをチェックしている。「危険な渡し舟は無いけど、古いものに関しては多くを言う必要はない。要はメンテナンスの問題だよ。」このようにスポークスマンは言っている。しかしながら、VEEON によると、調査委員会は古い渡し舟に関しては過渡期の法律を適用しようとしている。「つまり、古い渡し舟は今日の必要な要求事項を満足していない、ということさ。」VEEON は地方の渡し舟基金の大きな支持者である。さもなくば、ここ2~3年で渡し舟が生き残る可能性はなくなってしまうだろう。」


載っていたのは自転車の人、ただ一人。これでは経営も楽ではないでしょう。

さて、オランダ国内の「渡し舟」の数、いくつぐらいだと思いますか?

自動車を載せられるものは約100、それ以外(人だけ、もしくは人と自転車だけ)のものは150余りで、トータル250余りあるようです。

上の話の北ブラバントにある13の「渡し舟」は、車も乗せられる「渡し舟」の数です。それ以外の「渡し舟」は北ブラバントには、あと11ヶ所あります。

全国での利用者は年間3300万人、オランダの人口の2倍強とのことです。ですから一人当たり年間2回以上利用していることになります。私は今までに数回しか利用したことはありません。

初めて自分の車で乗ったときはちょっとワクワクしました。

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