日本人観光客の少ない、穴場（？）の観光地を御紹介します。
静かなオランダの田舎町や村を、そしてオランダの旅を楽しんでください。
春にはリンヘ川沿いでお花見も楽しめます。
Buren, Gelderland
どこにでもあるような Vesting (= fortress, 要塞都市）です。周りの堤防を一周するのにおそらく30分ぐらいしかかからないような小さな村（dorp）ですが、オランダでは「オレンジ公の町」（Oranjestad）として有名です。
その謂れは、オレンジ公ウイレム（ウイレム1世）が1551年にこの町で、アンナ・ファン・エフモントと結婚したからです。そして、前の統治者であるベアトリクス女王も Gravin van Buren という名を持っています。
また、さらに、皇太子であるウイレム・アレクサンダーが Elfstedentocht（11都市スケートマラソン）に参加した際、W.A. van Buren と名乗って出場しました。
村の入り口に立っている案内板。左下の立派な建物は、孤児院（weeshuis, orphanage）だったそうです。
Koninginnedag の翌日だったためなのか、たくさんのオレンジの飾り付けがそのまま残っていました。
もちろん風車もありました。
そして、かつての Vesting 要塞都市を示す大砲も・・・。
De Linge, Gelderland
De Linge リンヘ川は、Gelderland を流れるオランダで一番長い川です。全長は 108km になります。
De Linge ligt in de Betuwe tussen Doornenburg en Gorinchem en is met haar 108 km lengte de langste rivier van Nederland.
Gorinchem から Geldermalsen までは約 65 km、自転車道路も完備しており、オランダの素晴らしい景観を楽しむことができます。
また、この辺りは果物栽培農家が多く、毎年4月の中ごろにはお花見が楽しめます。 リンゴ、梨、サクランボなどの白やピンクの花があたり一面に咲き乱れ、壮観です。
草原の間を静かに流れる De Linge。
リンゴ畑。花の季節は終わってました。
Stellingmolen という名の風車です。
4本の塔のある建物、一種のサイロです。干草が収納されているのですが、その量によって屋根が上下するような構造になっていました。