Nederlands, Dutch
オランダとベルギーのオランダ語圏、そして昔の植民地だった所を入れてもおそらく世界に2000万人程度しかオランダ語を話す人はいないでしょう。世界の総人口を60億人とするとたかだか 0.3 %、チョーマイナーな言語(?)といえますね。そんなマイナーな言語を学んでどうするの、なんて思う方も いるかもしれません。
しかもオランダ人は語学の天才。子供たちは学校で英語は言うに及ばず、ドイツ語、フランス語は誰でも学び、中にはスペイン語、ポルトガル語やギリシア語、ラテン語までも学ぶ人もいます。そしてオランダではおそらく9割以上のオランダ人が英語を話します。ですからオランダでは英語さえできれば生活に困ることはほとんどありません。オランダ語を学ぼうという意欲は先ずそこで挫けて しまいます。
なんだみんな英語でことが足りるではないか、英語さえできればなんとかなるな、しかもその英語だってこちらよりはるかに上手いじゃない!オランダ語より英語をもっと鍛えないと奴等とまともな 議論も出来ないな! …となってオランダ語学習のモチベーションが下がってしまうのです。
テレビではベルギー、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、トルコなどの放送局の番組も見ることができ、またオランダの放送局は全て言語で放送、字幕付き、ですから、皆小さいときから外国語に触れているのでしょう。小さい頃から耳で覚えれば、上達は早いですよね。
そして、もう一つのモチベーションが下がってしまう原因として、オランダ語の発音の難しさがあります。英語の場合でもそうですが、日本人はLとRの区別がつかないですね、日本語には無い発音なので難しいです。
テレビドラマ「大草原の小さな家」に出てくる女性 Laura 、英語読みをカタカナで書いた場合は「ローラ」になりますが、オランダ語では「ラウラ」。カタカナで書くとどちらが L でどちらが R なのか全く判らないですよね。日本人の中には Raura と書いたり、Laula と書いたりする人もいます。 人の名前を正確に書かないのはちょっと失礼だと思います。
ちなみに私の名前 Jos はカタカナで書くと 「ヨス」になります。アメリカ人の友人は「ジョス」と発音しましたけど、オランダでは「ヨス」 になります。Jos は結構一般的な名前で、男性がほとんどですが、まれに女性にも使われます。
特に ”G” の発音が難しい。よほど練習しないとうまくできないです。Jos もまだまだうまくできず、オランダ語を話しているつもりでもなかなか理解されない時があります。モチベーションが下がってしまう瞬間ですね。こんなオランダ語ですから、習得するのに苦労しています。一緒にオランダ語を学びましょう。
オランダ語基礎講座の目次 です。
オランダ語基礎講座1 | オランダ語基礎講座2 | オランダ語基礎講座3 |
1.人称代名詞 | 1.疑問符 | 1.分離動詞 |
2.冠詞 | 2.比較 | 2.命令形 |
3.名詞、複数形 | 3.動詞 (過去形) | 3.動詞 (未来形) |
4.指示代名詞 | 4.動詞 (過去分詞) | 4.丁寧な言い方 |
5.動詞 (現在形) | 5.動詞 (完了形) | 5.niet と geen |
6.助動詞 (現在形) | 6.動詞 (受動態) | 6.er の使い方 |
7.形容詞 | 7.再帰動詞 | 7.接続詞 |
8.文の構成・語順 | 8.関係代名詞 | 8.前置詞 |
9.数詞 | 9.綴り | |
10.時刻の言い方 |
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