星形の要塞都市、ナールデン Naarden

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数多くあるオランダの要塞都市(Vesting)の一つ、その中でも最も美しい要塞都市の一つとして必ず取り上げられるナールデンへ行ってみました。

ナールデンはアムステルダムの東南東20kmあまりの位置にあり、アムステルダムからは車で30分程度で着きます。夏のとある一日、自転車で来ている人たちも多かったので、ちょっとしたサイクリングにも適当な場所なのでしょう。

観光シーズン真っ只中とはいえ、観光客は少なく、静かで落ち着いたいい町でした。


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要塞都市 Vesting について

Vereniging Nederlandse Vestingsteden(オランダ要塞都市組合)のサイトからの引用:

Vestingsteden zijn steden die van de 15e tot de 18e eeuw versterkt werden met muren, wallen, bastions en andere verdedigingswerken. Deze moesten de burgerbevolking beschermen tegen aanvallen van buitenaf. In een aantal Nederlandse vestingsteden zijn deze verdedigingswerken nog goed bewaard beleven. Kom het zelf maar eens bekijken en vooral beléven. De Nederlandse Vestingsteden zetten hun poorten wagenwijd voor u open.

「要塞都市は15世紀から18世紀にかけて、城壁、土手、稜堡(りゅうほ)などの防衛のための建造物によって強化された都市のことです。これらは市民を外部からの攻撃から守るためのものでした。多くのオランダの要塞都市では、これら防衛のための建造物はまだまだ十分に保存されております。是非とも御自身で観て体験してください。オランダの要塞都市は皆さんのために門戸を大きく開いています。」

解説はオランダ語ですが、Vereniging によるいくつかの要塞都市紹介のビデオ:

Nederlandse Vestingsteden Film

函館の五稜郭にも取り入れられている形状の稜堡、外に向かって突き出した角の部分は大砲による攻撃に対して死角をなくすために考案されたものです。

そのような稜堡が町を取り囲むようにいくつかあるため、町全体としては星のような形状になります。

Het doel van de bastions is om een vestiging weerbaarder te maken tegen aanvallen met kanonnen, omdat door de bouw ervan men niet alleen vanuit alle hoeken kon verdedigen, maar ook de eigen muren in de gaten kon houden. Het gebastioneerde stelsel kent deze dode hoeken niet en was dus beter verdedigbaar. Een dergelijke fortificatie was zo ontworpen voor actieve verdediging, meer dan passieve. Anders dan middeleeuwse forten maakten gebastioneerde forten en steden gebruik van diepteverdediging.

「稜堡の目的は、大砲の攻撃に対して要塞を守るためのものです。すなわち、その構造によってあらゆる角度からの攻撃に対して守ることが出来たばかりではなく、城壁全体に目を配ることが出来たのです。このような稜堡のシステムには死角がなく、そのため防衛に優れています。同様の要塞は、受け身の守りだけではなく攻撃的な防御のために開発されました。中世の堡塁(ほるい)とは異なり、稜堡による要塞都市は徹底した防御にそれを生かしておりました。」

ナールデン Naarden

De Utrechtse Poort ユトレヒト門、オリジナルは1680年に建てられていますが、現在ここにあるのは1877年に建てられたものとのことです。唯一残っている要塞都市への入り口となる門です。横には観光案内所(VVV)がありました。

Het Stadhuis 市庁舎、1601年に建てられました。週末のみ午後1時から4時半まで一般公開されています。

1380年から1440年にかけて建てられた教会、De Sint-Vituskerkの中にある大きなパイプオルガン

De Sint-Vituskerkは町のどこからでも見ることが出来ます。

Het Arsenaal、1688年に建てられた武器庫。1987年までは軍隊に使われていましたが、現在はインテリアショップやレストランなどになっています。

稜堡の一部

駐車場も閑散としていました。

Het Vestingmuseum(時間がなく観ることはできなかった)もありオランダの歴史の一端に触れることができ、またボートツアーもあって一日のんびり過ごすことが出来ます。穴場観光地と言えます。

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