Instant WordPress の導入方法は前の記事を参照してください。新しい WordPress の導入は簡単にできたものの、既存サイトの移設には手こずりました。
もしかして MAMP や XAMPP を使ったほうが簡単にできるのではないか、ネット上の解説記事も結構多いし、と思って MAMP の導入を試してみることにしました。
MAMP の名前は
Macintosh:Mac
Apache:Webサーバ
MySQL:データベースサーバ
PHP:Web系のプログラミング言語
というところから来ていますが、Windows でも使えます。
MAMP のインストール
早速 MAMP をインストールしてみましょう。
MAMP のサイトへ行ってソフトをダウンロードします。
ダウンロードが完了したら、そのファイル(現在は MAMP_MAMP_PRO_3.3.2.exe)を起動しましょう。
ファイルを起動すると以下のようなWelcome 画面が表示されるので Next をクリックしてください。
次に MAMP PRO版のインストール設定 画面が表示されますが、MAMP PRO は必要ないので、チェックを外して Next をクリックします。
ライセンス同意の画面が表示されますので I accept the agreement をチェックして Next をクリックしてください。
次は MAMP のインストール場所の設定です。場所はどこでも良いのですが、Jos は D:\MAMP にしました。そして Next をクリックしてください。
その後、スタートメニューフォルダの選択、デスクトップアイコンの作成設定の有無を選択します。
選択すると以下のような確認画面になりますので、問題無ければ Install をクリックします。
インストールは結構時間がかかりますね。完了すると以下の画面が出ますので、Finish をクリックするとインストール完了です。
MAMP を使ってみよう
MAMP を起動するとこのような画面が出て、Apacheサーバーと MySQLサーバーが起動中であることが分かります。
Apacheサーバーと MySQLサーバーの起動中に Windowsファイヤーウォールの警告画面が教示されますので以下のようにチェックを入れ アクセスを許可する をクリックしてださい。
全て問題なく起動すると、右上の四角の中にチェックが入ります。
次に左の Preferences をクリックすると以下のような画面が出ます。Start/Stop 適当に選択します。
次はポートの選択です。他のサイトでこのような設定になっていましたのでこのようにしましたが、実際ポートが重なっていなければどのポートを選んでも構わないようです。
php のバージョンはこれを選ぶようです。
そして MAMP のスタート画面の真ん中、Open start page をクリックするとブラウザが開き、このような画面が表示されます。
ここまでで MAMP の設定は完了です。
このあと、WordPress を使うためには二つの設定を行わなければなりません。
1. データベースの作成
2. WordPress のインストール
Instant WordPress とは異なり、MAMP には初めからデータベースや WordPress が入っていないので、それらを設定しなくてはなりません。
でも、どちらも特別難しいことではありません。この手順の通りやれば誰でも簡単にできます。
データベースの作成
上のブラウザに表示されたスタートページの Tools をクリックし、出てきた phpMyAdmin を選びます。
するとこのような画面が表示されます。日本語が良ければ、Language のところで日本語を選択します。
データベースには既に test という名前のデータベースがあります。ただのテストを行うのであればこのデータベースを使っても問題ありません。
別の名前で新たに作る場合には、左の New をクリック、「データベースを作成する」の下にデータベース名を入れて「作成」をクリックします。例えば wordpress という名のデータベースを作った例がこの画面です。
データベースの作成はこれだけです。次は WordPress のインストールです。
WordPress のインストール
WordPress のサイトへ行って、WordPress をダウンロードします。
ダウンロードできたらそれを開き、全てのファイルをコピーして、D:/MAMP/htdocs の下に適当なファイルを作ってそこに貼り付けます。
例えば wordpress というファイルを作って、そこに WordPress のすべてのファイルを貼りつけた例がこの画面です。
そして、ブラウザで http://localhost:8888/wordpress を開くと WordPress が立ち上がります。Apache Port の設定を上で 8888 にしましたので、http://localhost:8888/ としなければいけません。
立ち上がったら、左下の「さあ始めましょう!」をクリックしましょう。
するとこの画面になりますので、既に作成したデータベース名(この場合は wordpress)、それから Open start page をクリックしたときに出てきたブラウザに載っていた User と Password(どちらも root )を入れて、左下の「送信」ボタンをクリックします。
データベースとの通信が問題なく完了するとこの画面になりますので、左下の「インストール実行」をクリックしましょう。
そうするとこの画面になり、サイト名やユーザー名、パスワード、メールアドレスを設定しなければなりません。ローカルで使うだけですので、自分で好きな名前を付ければいいです。
そして「 WordPress をインストール」をクリックするとインストールが始まります。
インストールが問題なく完了すると以下の画面になりますので、「ログイン」をクリックしてください。
すると再度ユーザー名とパスワードの入力画面になります。
先程設定したユーザー名とパスワードを入力すると、WordPress のダッシュボードになります。
新しくサイトを作っていろいろなテストをする場合にはこの方法で MAMP をインストールして WordPress を使うことができるようになります。
XAMPP もインストールしてみましたが、基本的には同じような手間がかかります。新しく WordPress を使うのでしたら、Instant WordPress が一番簡単ですね。