オランダ オランダ人も他のヨーロッパ人も握手の仕方はその国それぞれ

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もう30年以上も前の話になりますが、初めてヨーロッパに来た頃、この握手(handdruk)の慣習、やはり最初のうちは馴染めなかったです。

今は時代も変わって、日本でもビジネスの場では一般的になってきているのかもしれませんが、その頃はまだまだ一般的ではなかったはずです。

それがヨーロッパに来たとたん、事あるごとに「握手」でした。

ビジネスの会議や誕生日パーティなど、特別な場合に限らず、例えば毎朝の挨拶の時でさえも手を差し出されることがありました。

今ではすっかり慣れて、自分から積極的に手を出すこともしばしばありますが、相手が日本人だと少し躊躇ってしまいます。

以前、こんな「握手」の話がありました。やはり国によって大きな違いがあるのですよね。

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Hand geven: slapjes of juist hard pompend?

「握手:ほんの軽くか、しっかり握って上下に振るか?」

Hoe schud je een Fransman eigenlijk de hand?
Hoe feliciteer je een Duitser of hoe neem je afscheid van een Brit?

「実際フランス人との握手はどのように行うのが適切か?
ドイツ人にお祝いを言ったり、イギリス人に別れを告げたりするときはどのように行うか?」

Fransen フランス人

Fransen zijn een handengeverig volk. Bij het minste of geringste steken ze je de hand al toe. Hun handdruk is in de regel vederlicht te noemen. Om niet te zeggen slap. Een hand geven aan een Fransman lijkt soms op het vastpakken van een dood ding.

「フランス人は握手好きな人たちだ。ほんの少しのことでも、とっても小さなことでも彼等はすぐに手を差し出す。一般に彼等の握手は、羽のように軽いお決まりのものと呼ばれている。言うまでも無く、軽くである。フランス人に手を差し出すことは、時としてまるで死んだものを掴むようである。」

Duitser ドイツ人

Hoe anders is de Duitser. Onze oosterburen houden van een stevige aanpak. Een keer hard pompen, dat is de Duitse benadering. Soms met een knikje van het hoofd erbij. Vooral oudere Duitsers vinden dat gepast.

Fransen en Duitsers hebben echter een ding gemeen: ze houden niet van langdurig handen schudden. Eenmaal de hand op en neer bewegen is voor hun meer dan genoeg. De hand vast blijven houden en doorrammelen wordt gauw als een agressieve daad opgevat.

「一方、ドイツ人はどうだろうか。我々の東の隣人はしっかりと掴むのが好きである。一回だけ素早く上下に振ること、それがドイツ式のアプローチである。うなずくことも時々一緒に行われる。特にドイツ人の年配者は、それが正当だと思っている。

しかしながら、フランス人でもドイツ人でもよくあるることが一つある。彼等は長々と手を握ることを好まないこと。一回だけ上下に振れば、彼等にとってはそれで充分。しっかりと手を握り締め何度も振ることは、攻撃的な振る舞いだと直ぐに思われてしまうのである。」

Britten イギリス人

De Britten zijn geen grote handengevers. Ze pakken je als begroeting liever even vluchtig bij een schouder of arm, maar als je een hand krijgt, dan gebeurt dat ferm en snel.

「イギリス人はあまり握手が好きではない。彼等はおざなりに肩や腕をとっていかにも挨拶好きのようにふるまうが、一旦手を握るとしっかりと、そして素早く握手を行う。」

Scandinaviers スカンジナビアの人たち

Ook Scandinaviers geven de voorkeur aan het korte protocol wat betreft handen schudden.

「スカンジナビアの人たちも握手に関しては短く形式的なものを好むのである。」

Italianen イタリア人

Italianen hebben een reputatie als het gaat om heftig schudden.

「イタリア人は熱心な握手をするという評判だ。」


まとめ

オランダ人から見た他のヨーロッパ人の印象ですが、なかなか的を得た話です。

確かに、昔フランスの会社に行って担当の人と握手をしたとき、手ごたえの無いフニャとした感じの握手でした。ちょっと気持ち悪いなあ、と思ったのをいまだに忘れられません。上の「死んだものを掴むようだ」という例えは適切だと思いました。

ドイツの会社ではほとんど毎朝、上司が部下一人一人のところを回り、握手をしながらいろいろな話(報告、連絡、相談?)をしていました。

オランダの会社では、同僚同士は初めて会ったときに一回握手すればいい、その後はお互いに jij, je そしてvoornaam で呼び合うのだ、と言われたものでした。

それにひきかえ、上に書いたドイツの会社では、いつまでも Herr XXX でしたね。

やはりドイツは固いなあ、オランダの方が親しみやすくていいな、というのが Jos の印象です。

地域によって、国によって、いろいろな人がいて、いろいろな文化、習慣があって、言葉も違って、本当にヨーロッパは面白い、興味深いですよね。


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