食材が非常に豊富な日本と比べて、オランダには旬の物といわれるような食材が余りありません。日本だと、
春:ふきのとう、うど、筍、いちご、さより
夏:えだまめ、キュウリ、茄子、西瓜、いさき、かつお、うなぎ
秋:柿、栗、松茸、ジャガイモ、さんま、さば
冬:大根、かぶ、白菜、さけ、はまち、ぶり、牡蠣
でしょうか? たくさんありますね。
これだけオランダで食べることができたら言うことないです。
オランダでもジャガイモは当然ですが、そのほかにキュウリや茄子、柿、大根、牡蠣は買うことが出来ます。でもこの中で「旬」と言えるのは・・・、牡蠣ぐらいですか。南米や南アフリカなどからもいろいろな食材が入ってきますので、一年を通してこれらは手に入ります。
・・・とは言うものの数は少ないですが、オランダにも旬の食べ物がいくつかあります。その筆頭は何といっても(ホワイト)アスパラガス(Asperges、Asparagus)。Het witte goud(ホワイト・ゴールド、白金)とも呼ばれていて、貴重な旬の食べ物です。値段もそれなりですが・・・。今年もアスパラガスのシーズンが始まりました。
4月終わりぐらいからオープンマーケットに出始めます。親指二本分ぐらいの太いのを買ってきて、Jos は毎週のように食べています。ほんのり甘くて、口の中でとろけるような味わいはなんともいえませんね。一度食べたら病み付きになってしまいます。
Tijd voor asperges …
Eind april, of op z’n laatst de eerste week van mei, begint in ons land
het seizoen van het grote genieten, de aspergetijd. Een seizoen dat een week of zeven duurt en eindigt op 24 juni ofwel Sint Jan.
「アスパラガスのシ-ズン・・・
4月末、もしくは遅くとも5月の第一週に、オランダでアスパラガスの楽しいシーズンが始まる。シーズンはだいたい7週間続き、6月24日の Sint Jan で終わる。」
今年はいつまでも寒かったため、シーズンの始まりは遅かったです。4月の中頃から輸入品のアスパラガスは出回っていましたが、オランダ産は4月末からでした。
シーズンの終わりは何故か、6月24日に決まっているようです。Sint Jan は聖ヤン、ですね。キリストの洗礼をしたことで知られているようです。北ブラバントの州府のある町、’s-Hertogenbosch(一般に Den Bosch、デン・ボスとも呼ばれている)に Sint-Janskathedraal という立派な教会があります。オランダで一番か二番目に大きな教会です。一見の価値はあります。
Asperges zijn caloriearm; ze tellen slechts 26 kilocalorleen en 0,2 gram vet per 100 gram. Ze bevatten bijzondere voedingsstoffen als kalium, saponine en het aminozuur asparagine, die een vochtafdrijvende werking hebben. Daarnaast zijn ze rijk aan de vitamines B, C en E die een heilzame invloed hebben op het immuunsysteem en aan vitamine K die de aanmaak van botten en weefsels ondersteunt.
「アスパラガスは低カロリー。100グラム当たり26キロカロリーで、脂肪分は0.2グラムしかない。アスパラガスにはカリウム、サポニン、アミノ酸の一種のアスパラギンのような特有の栄養素があり、それらには利尿作用がある。その上、免疫システムに有益なビタミンB、C、E、さらには骨や筋肉組織の生成をサポートするビタミンKが豊富である。」
De ‘Asparagus officinalis’ is een plant waarvan de jonge scheuten geteeld worden als groente. Er bestaan witte en groene asperges. De eerste zijn onder de grond gegroeid, de tweede habben wel de zon gezien.
De eerste tekenen van aspergeconsumptie zijn gevonden in de piramide van Sakkata in Egypte ca. 2750 v.Chr. Ook de Romeinen aten graag asperges. In Nederland worden sinds de negentiende eeuw op grotere schaal asperges geteeld.
Na het eten van asperges krijgt de urine een eigenaardige, typische geur. De scherpe geur is het gevolg van een aantal vluchtige zwavelhoudende verbindingen die vrijwel meteen in de urine opduiken na het eten van asperges. Zij ontstaan na afbraak van onder meer asparagusinezuur, een typisch bestanddeel van de groente.
「学名 Asparagus officinalis は、その若い茎を食用栽培する植物である。ホワイトアスパラガスとグリーンアスパラガスがあり、前者は土の中で育てられ、後者は充分に陽に当てられる。
アスパラガスを食べているところを描いた最初の絵は、エジプトの Sakkata のおよそ紀元前2750年のピラミッドの中で見つかった。古代ローマでもアスパラガスは好んで食用された。オランダでは19世紀から大量に栽培されるようになった。
アスパラガスを食べると、尿が独特な匂いを持つようになる。この刺激臭は、含有している硫黄化合物が揮発する結果で、特にアスパラガス食用後すぐの尿に現れる。それらは、この野菜の代表的な栄養素であるアスパラギン酸によって分解されたものである。」
美味しくて栄養価も満点のオランダ名物アスパラガス。ぜひともお試しください。
オランダではゆで卵とホワイトソースで食べるのが一般的です。
また、ハムに巻いて食べたりすることもあります。