小川、せせらぎ、小島が入り組んで作る緑の迷路 De Biesbosch 国立公園

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De Biesbosch 国立公園はノールトブラバント州の北西の端、ザウトホラント州の南東、ブレダ市の北、ドルトレヒト市の東側に位置しています。広さは約9000ヘクタールあり、1994年からは国立公園(Nationaal Park)として保護されています。

ここはオランダで最も大きくて貴重な自然公園の一つで、ヨーロッパにおいても数少ない淡水潮汐地帯です。

北海からの海水とライン川、マース川からの淡水がダイナミックな自然を作り上げています。



Bies は英語では rush とか bulrush、日本語ではイグサやホタルイなどの湿地に生える(背の高い)草の意味です。ですから、Biesbosch は「イグサの森」ということです。

Natinaal Park De Biesbosch is een uniek zoetwatergetijdengebied dat sinds 1994 de status Nationaal Park heeft. Het is natuur, gevormd door een voor Nederland kenmerkende cultuurhistorie: hier hebben mensen eeuwenlang gewerkt met en tegen het water, polders gemaakt, de natuur naar hun hand gezet met een heel eigen griend- en rietcultuur.

「ビースボス国立公園はとてもユニークな淡水潮汐地帯で、1994年に国立公園に指定された。ここは自然に恵まれ、オランダにとっては独特の文化史を作り上げている。ここで人々は何世紀にも渡って水と共に生き、時には水に対抗し、干拓地帯を作り、水辺の低地で独自の葦の文化を作って自然を意のままにしようとしてきた。」

当然のことながらここにもミュージアムがあり、人々の暮らしやその歴史を学ぶことができます。

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Biesbosch MuseumEiland ミュージアム


ミュージアムの入口


ミュージアムの裏側。屋根は緑に覆われ、周りと調和しています。


小さな島の上にミュージアムは建っています。


ミュージアムの裏庭にある Biesbosch の模型


現在の Biesbosch

歴史

1421年11月19日、オランダは大嵐に襲われ堤防は決壊、この辺りは水に浸かりました。Sint-Elisabethsvloed(聖エリザベス大洪水)と呼ばれています。


Sint-Elisabethsvloed の前、西暦1420年ごろの Biesbosch


洪水の後の Biesbosch、「水と雲以外何もない」と記されています。


そのため人々は魚(鮭)を獲って暮らしていたとのことです。


18世紀になると水辺に Bies や riet(葦)が生える環境が整ってきて、人々はそれらを刈り取って暮らし始めました。


Bies や riet は椅子の腰かけるところや籠などに非常に適した素材です。


19世紀に入ると人々は湿地帯に適した柳を植えて、その枝で暮らすようになりました。


柳の枝は樽の箍(タガ)に使われたり、枝を束ねたりするのに適しています。


そして現在、様々な動物や鳥たちの楽園となっています。


1826年頃オランダからビーバーは姿を消したようでしたが、1988年からまたこの地域に住むようになりました。現在では約150 匹が確認されています。そして、巣の数は60 箇所余りあるとのことです。

Biesbosch の自然を楽しむ

ボートに乗って水路を回れば、ビーバーに出会うことができます。天気の良い日に自転車や徒歩でも十分に楽しむことができるでしょう。


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